電子機器

ホコリが入ったガラスフィルムを復活させた話

2022年2月11日

保護フィルムをキレイに貼るコツ

あ~(怒)めっちゃ腹立つ

弟君
シグマ

そんなに怒ってどうしたん?

スマホに貼ったガラスフィルムに、ホコリと気泡がめっちゃ入ってた(怒)
こんなフィルム捨てたる!

弟君
シグマ

ちょっと待って!
捨てる前にガラスフィルムを復活させられるかもよ?

折角フィルムを貼ったのに、ホコリや気泡が入っていると落ち込んだり腹が立ったりしますよね。今回は、筆者が実際に行ったガラスフィルムを復活させる方法について書いていきたいと思います。

保護フィルムは大きく分けて「PET」と「ガラス」の2種類があります。PETフィルムは柔らかく、ある程度曲げれます。ですから、貼ってからホコリに気づいても意外と簡単に修復できます。ホコリが入った部分が浮くように、セロハンテープでフィルムを少し剥がして、粘着面についているホコリをシールでぺたぺたして、取り除いた後に再び貼ればいいだけです。しかし、基本的にガラスフィルムは固く曲げれないため、PETフィルムのように簡単に剥がしてホコリを取ることは不可能です。この記事ではガラスフィルムの復活方法について説明しますので、参考にしていただければと思います!

保護フィルムを上手に貼る方法については、前回の記事で説明しました。もしよろしければそちらも参考にしてください。

因みに、前回の記事で貼ったスマホはキレイに貼れました(目立たないホコリが1か所だけ)。本記事で紹介するスマホは、もっと前の日に貼って失敗したものです。パンツ一丁でやらず服を着た状態で、湿度を高める対策を怠って貼ったのが原因だと考えています。

ガラスフィルムにホコリが入っていた

貼り終えたガラスフィルムをよーく見るとホコリが入っていました。

ホコリが入った
ガラスフィルムにホコリが入っていた

1か所だけでなく色んな所にホコリが入っていましたorz
写真では見ずらいですが、ばっちりフィルムと液晶の間に複数のホコリが入り込んでいます。
これでは新品のiPhoneも使う気を無くしてしまいます。
かといって高いガラスフィルムを捨てるのは勿体ない…貼り直すことができたらいいですよね。

ガラスフィルムはそもそも貼り直せるのか?

結論から言うと、接着面が自己吸着タイプのシリコン素材で出来たフィルムだと何度も貼り直しは可能です!
しかし、接着剤を使用しているフィルムでは貼り直しができません。
しかし、ほとんどのガラスフィルムは接着面がシリコン自己吸着層で作られているので何度でも貼り直しができると言えます。

自己吸着タイプのシリコン素材でできたフィルムについて、ケミタス+さんのサイトで分かりやすく説明されていました。

ガラスフィルムの構造
引用元:「液晶保護フィルムはなぜ貼りつくの?」

液晶保護フィルムの基材であるPETフィルムにはシリコーンゴムが薄く塗布されています。そこにある目に見えない無数の凹凸が吸盤のような役割をし、画面に”吸着”しているのです。テープのように粘着していると思われているのですがそうではありません。何度も貼ったり剥がしたりできるのはその為です。またシリコーン吸着層は、ホコリや汚れが着いてしまっても、水で洗い流せば綺麗になり、再度画面に貼ることができます!

「液晶保護フィルムはなぜ貼りつくの?」

PETフィルムのことが書かれていますが、ガラスフィルムにおいても同様です。

商品説明の所に、自己吸着とかシリコンと書かれていたら何度でも貼り直せるタイプのフィルムです💡

筆者が購入したiFace専用ガラスフィルムは、以下の画像のように接着面がシリコンで出来ていたため何度でも貼り直しが可能なフィルムでした!

筆者が購入したガラスフィルムは吸着面がシリコン素材で出来ていた!
引用元:【公式】iFace iphone13 ガラスフィルム

他のガラスフィルムも調べてみましたが、ほとんどの商品が”シリコン自己吸着層”というような表現で書かれていました。ですから、ほとんどのガラスフィルムは何度でも貼り直しが可能です。

ポイント

何度も貼り直し可能かは、接着面がシリコン素材で出来ているか確認しよう!自己吸着と書かれていればOK!

実録 ガラスフィルムを復活させた

失敗したら捨ててもいいやという思いで、ガラスフィルムを完全に剥がして、水でキレイに洗ってから貼り直すという力業にでました。もし試されるのであれば、自己責任でお願いします。

事前準備

スマホの電源を切る

画面が付いてしまうと明かりで液晶に乗っているホコリが見にくくなってしまいます。また、貼っている途中で、誤って変な操作をしてしまわないように電源を切っておきましょう!

ホコリが出にくい環境に整える

前回の記事に書いた、ホコリを出にくいように色々と工夫をします。
まずホコリが出にくい服装になります。筆者はもちろんパンツ一丁

次に作業場であるお風呂場の環境を整えます。

お風呂場で湯気をもくもくにする
シャワーを出しっぱなしにして、湿度を高める

お湯を張ったり、シャワーを出しっぱなしにして湯気をモクモクにします。そうしてお風呂場の湿度を最大限高くします。

作業スペースを確保する

蓋を閉め、作業スペースを確保する

蓋を閉め作業スペースを確保します。箱や台の上など安定した所でフィルム貼りを行います。地面や机に直置きですと、貼る時に強くスマホを押さえつけてしまい、地面にこすれてカメラや本体が傷ついてしまう恐れがあります。

ガラスフィルムを剥がす

図書カードを使用

図書カードやテレフォンカードなど、薄くて丈夫なものでガラスフィルムを剥がしていきます。

フィルムの端にセロハンテープをつけて浮き上がるか試してもいいですが、恐らく失敗するでしょう。PETフィルムなら浮くんですけどね~。筆者は何度もセロハンテープでチャレンジしましたが無理でした。

図書カードでガラスフィルムを剥がす

図書カードを何とかガラスフィルムの下に入れます。

ガラスフィルムをゆっくり剥がす

ある程度フィルムが浮いたら、両手で持ちそぉーっと上に持ち上げます。必ずゆっくりです!
急いで無理に剥がそうとするとガラスフィルムが割れる可能性があります。筆者はガラスフィルムを貼る時に曲げすぎてパキッと割ってしまった経験があります。

液晶をキレイにしておく

レンズクリーナーでスマホの液晶をキレイにする

フィルムを剥がした後の液晶にはホコリが残っている可能性があります。アルコールクリーナーでスマホの液晶をキレイにしておきます。
この時に強く拭かないように注意しましょう。画面に傷が付いたら元も子もありません。軽く表面をなでるだけで液晶はキレイになります。もし拭き跡が気になるなら、さらにクリーナークロスで拭くとキレイになるでしょう。

ガイドをセットしておく

また、すぐに貼り付けられるようガイドもあらかじめセッティングしておきます。

剥がしたガラスフィルムを丸洗いする

剥がしたフィルムの接着面には多くのホコリが付いています。まず水洗いでゴシゴシ洗います
お湯だとシリコンが剥がれてしまうかもしれないので、水洗いにしましょう。

次に石鹸をつけて表も裏も、汚れやホコリが落ちるようゴシゴシ洗います!
食器用の中性洗剤とかでもOKです。

ガラスフィルムをゴシゴシ水洗いして仕上げる

最後に水洗いでゴシゴシ洗って仕上げます!フィルムは表も裏もベタベタに濡れたままでOKです。
乾燥させようとすると、乾くまでにホコリが粘着面に付着してしまう可能性が高いからです。

仕上げた後は時間が勝負です!特にフィルムの粘着面にホコリや指紋が付かないように気を付けて、スピーディーに次の作業に移ります。粘着面を上にするとホコリが付く可能性が高くなるので粘着面は下にしておきましょう。

洗ったガラスフィルムを液晶に貼る

③でセットしてあるのですぐにフィルムを貼りたかったのですが、液晶を確認するとホコリがありました。このまま貼ってしまうと意味がないのでホコリを除去します。

液晶にホコリが少しついていたのでクリーナーで除去した

アルコールクリーナーとクリーナークロスでホコリを除去しました。ホコリ取りシールでもいいでしょう。

フィルムがベタベタのまま貼る

フィルムが濡れたまま液晶に載せます。

フィルムの貼り付け完了

これにてフィルムの貼り付け作業完了です!

最後に仕上げを行う

これ以降はホコリが混入する危険はないので安心です。筆者も安堵してパンツ一丁から服を着ました。
また、お風呂場から温かい部屋に移動してもOKです。

指で水滴を端に押し出す

入り込んだ水分を指で端に押し出します。すると水滴が出てきます。クリーナークロスなどで拭きながら行いましょう。

ここまで水滴を出せた!

指だけでここまで水分を押し出せました!しかしまだ水分はフィルムに入り込んでいます。

固いカードで完全に水分を端に押し出す

固いカードなどでゆっくりフィルムを抑えながら隅の方に水分を押しやることでキレイに水分を取り除けます。クレジットカードや固い厚紙などでも代用可能です。フィルムに傷がつかないようにカードを垂直に強く押しすぎないようにしましょう。フィルムに当てる角度を浅くして水分を端に押しやるなど工夫して気をつけましょう。

最終結果

固いカードで液晶と保護フィルムの間の水分を取り除けました。肉眼では水跡や気泡は見当たりません。

最終結果がこちら!!

貼り付け完了

今回はホコリ1個も入りませんでした!100%の出来栄えです(≧▽≦)

まとめ

ガラスフィルムの復活方法についてまとめました。実は筆者のフィルム貼り直し作業、2回目でようやく成功しました。合計2回剥がして3回も貼ったのにフィルムは無傷でした。

そもそも貼り直さなくてもいいように、前回の記事で紹介したやり方を初めから実践しておけばよかったです。しかし、今回の筆者の体験談から、仮にガラスフィルムにホコリや気泡が入っても復活させることが可能だということが分かっていただけたと思います。もし失敗したガラスフィルムを捨てようと考えているなら、今回の記事で紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか?

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