電子機器

フロンティアのゲーミングPCを徹底掃除! 掃除のポイントも紹介

2022年4月12日

シグマ

弟君。そういやゲーミングPCの掃除やってる?

やってへんよ。買ってから1年半ぐらい放置してる。

弟君
シグマ

掃除はちゃんとやったほうがいいよ!ホコリが原因で基盤がショートしたり、PCが熱暴走して故障することもあるんだから!

マジで!?でもゲーミングPCの掃除って難しそう…

弟君
シグマ

すごく簡単なんだよ!ポイントも教えるね。

皆さん、ゲーミングPCの清掃をやっていますか?やっていない方はやったほうがいいですよ!ホコリが原因でPCのパフォーマンスが落ちたり、最悪の場合、故障に至ります。PCの掃除は意外に簡単にできます。掃除によって、PCを長持ちさせれます。

弟君はゲーミングPCを購入してから1年半、まったく掃除していませんでした。今回は弟君のFRONTIERフロンティア)のゲーミングPCを掃除しました。良かったら参考にしてください。

FRONTIERフロンティア)は有名なBTOパソコンショップです。コスパがとても良いショップです。

ゲーミングPCを掃除するポイント

まずPCを掃除するポイントを紹介します。

ゲーミングPCの掃除の頻度は?人によりけり

これは人によって様々です。筆者は、1年に1回ぐらい行いたいと考えています。しかし、現実は2年に1回とかになってます💦

以下のような環境にPCがある方は、半年に1回は掃除した方がいいと思います。

  • PCが寝室と同じ部屋にある
  • PCが置いてある部屋にペットが来る
  • 部屋が汚い

このような条件下にある方は、短期間でPCの内部にペットの毛やホコリが蓄積される可能性が高いです。

自分でPCのケースを開けた時、どれくらいの頻度で掃除すべきかが分かるでしょう。かなり汚れていたらもっと掃除の周期を短くするべきです。また、あまり汚れていなければ掃除の周期を延ばせるでしょう。結局、PCの中身があまり汚れていなければ、掃除も頻繁にしなくてもいいのです。

ゲーミングPCの掃除に最適な時期は春から夏

冬は掃除に適しません。なぜなら

  • 静電気が発生しやすい⚡
  • ホコリが舞いやすい
  • エアダスターの威力がすぐ落ちる
  • 手先が冷たく上手く動かしにくい

という理由が挙げられます。

冬は乾燥しますよね。ですから、静電気が発生しやすく、ホコリが舞いやすいです。掃除のとき、基盤との間に静電気が発生してしまうと、基盤の部品が壊れてしまいます。よって、静電気が発生しやすい冬に掃除は向いていません。

エアダスターを吹くと、下の画像のように缶の表面が凍結することがあります。

筆者が冬に掃除をした時、エアダスターの缶が凍結した
筆者が冬に掃除をした時、エアダスターの缶が凍結した

これは、内部の圧力を保つために液化ガスが気化し、「気化熱」という形で外側の熱を奪うので、缶が冷たくなるからです。缶が冷たくなると圧力が低下し、エアダスターの威力がかなり落ちます。威力が落ちると使い物にならなくなります。夏なら、缶が冷たくなりにくいので、威力が落ちにくいです。

このような理由から春から夏にかけて掃除することをおすすめします!

ゲーミングPCの掃除に必要な物

ゲーミングPCの掃除に必要な物は以下のものが挙げられます。

  • プラスドライバー
  • エアダスター
  • 静電気対策用手袋
  • クリーナーブラシ
  • 除電ブラシ
  • クリーナーウェットティッシュ
  • 掃除機
  • ピンセット
  • マスク

プラスドライバーはケースを開けるときに必要です。

正直、エアダスターがあれば他の掃除道具はいらないぐらいです。1本だと、圧力が落ちた時、冷たくなった缶の温度が戻るのを待たなければいけません。効率よく掃除する為にエアダスター缶を複数購入することをおすすめします。1本あたり安くなりますし、圧力が落ちたら違う缶を使えますので。

静電気対策用手袋で掃除すると、静電気の心配をしなくてもいいので安心です。素手で掃除するなら、事前に金属に手を触れておくなど万全の対策をしておきましょう。

クリーナーブラシはホコリを絡み取ってくれるのであると便利です。クイックルハンディとかでもOKです。除電ブラシがあると、狭い小さな隙間でもホコリを絡みとってくれます。

かなりホコリが溜まっているPCだと、ファンに大きいホコリがこびりついていると思います。そういうレベルだと、大きいホコリを掴むのにピンセットがあると便利です。

ハンディ掃除機があると、舞ったホコリを吸い取れます。筆者は風通しの良い所で掃除をしたので、掃除機は使いませんでした。

ホコリが舞うのでマスクをした方がいいでしょう。

追記

この記事を執筆後、「XPOWER A-2」という電源コード式のブロワーを買いました。

缶のエアダスターは、連続使用すると威力が弱くなったり、中身が無くなれば捨てなければなりませんでした。しかし、このブロワーは連続使用でも威力が落ちず、物が壊れるまで使い続けることが出来ます。掃除の頻度が多い方だと、缶のエアダスターを何本も買うよりも、電気式のブロワーを1個買う方がコスパが良いかもしれません。

因みに私が購入した時はセールで6,000円ぐらいでした。本当は8,000円ほどするようですが、円安の影響が最近はもっとお得に買えるようです。興味のある方はレビューなどを参考にして購入を検討してみてはいかがでしょうか。

掃除の注意点

掃除の注意点は以下の通りです。

  • PCの電源を必ず切る
  • PCのコンセントを抜いておく
  • PCに繋がっている周辺機器やケーブルを全て抜いておく
  • 静電気に注意する
  • ホコリが飛んでも良い部屋で行う
  • マスク推奨

パソコンの電源は切って、コンセントは抜いておきましょう!感電やショートの危険を無くすためです。また、PCの周辺機器やケーブルを全て抜いておくことで、PCを寝かしたりできます。

静電気には細心の注意を払いましょう!折角掃除しても、静電気でPCを破壊してしまったなら元も子もありません。掃除の前に、金属に手を触れておいたり、必要であれば静電気対策用手袋を使用しましょう。

また、クリーナーブラシなどは、持ち手の棒の先端に気をつけましょう。もこもこの毛の中に棒の先端が隠れているので、掃除中に棒の先端が当たって部品など破壊する恐れがあります。棒の先端部分がどの辺まであるのか確認しておきましょう。

先端の突起に注意
掃除のときは先端の突起に注意

ケースや底部はクリーナーブラシなどを用いるといいですが、基盤部分はエアダスターを使いましょう。ほとんどの箇所はエアダスターを吹くだけでOKです。もし基盤部分にブラシを使い、毛のクズが基盤に残ってショートしたら大問題ですから。また、極力基盤に触れないよう作業中は注意しましょう。

エアダスターの中身のガスは可燃性で、空気より重いので抜けにくかったりします。掃除が終わってから、時間をおいて少し換気してからPCを通電するといいでしょう。(そこまで神経質にならなくてもいいですが一応)

ホコリが舞うので、汚れてもいい場所で掃除するといいでしょう。筆者は、1階の窓際の床に置いて、窓を開けっぱなしにして掃除しました。作業中はマスクをおすすめします。

フロンティアのゲーミングPCを掃除!

弟君のPCの型番はFRGAH470F/WS12です。フロンティアのFRGRシリーズのPCです。因みに、フロンティア公式が説明しているFRGRシリーズの掃除方法は、フィルターの掃除しかありませんでした。

まずは、1年半放置した弟君のゲーミングPCはこちら!

掃除前のゲーミングPC
ホコリがこんにちはしている (1)
ホコリがこんにちはしている (2)

ホコリがこんにちはしていますorz

PC周りはあまり掃除できていなかったみたいなので、内部はどうなっているでしょうか…

以下の画像の道具を使って、掃除を行います。時期的に静電気は大丈夫そうだったので、静電気対策用手袋ははめませんでした。

使用した道具

前面パネルを取り外す

前面パネルの下側に手をかけて手前に引いて取り外します。

前面パネルを取り外す
前面パネルを取り外した

取り外したパネルをキレイにします。クリーナーウェットティッシュで拭きました。後から気づいたのですが、網のフィルター部分は、クリーナーウェットティッシュで拭かない方がいいでしょう。網の部分に引っかかって、ティッシュのクズが残ってしまいました。最終的に、エアダスターで全部吹っ飛ばしてキレイにしました(笑)

前面パネルの掃除

左側のパネルを取り外す

プラスドライバーで左側のパネルをとめているネジを外します。

左側のパネルをプラスドライバーで取り外す

また、引っ掛けを2ヵ所外して、パネルをゆっくりスライドさせます。

引っ掛けを外して、パネルをスライドさせる

中身の汚れはこんな感じです。

PCの中の汚れ (1)
PCの中の汚れ (2)
PCの中の汚れ (3)
PCの中の汚れ (4)

あれ?思っていたより全然キレイじゃん!

弟君のPCを収納している机がホコリまみれだったので、正直もっと汚いかと思っていましたw

パネルを外すときはPCを寝かした状態でやりましたが、掃除はPCを立てた状態で行いました。理由は、寝かしたままだと出てきたホコリが再びマザーボードの上に落ちてしまうからです。立てた状態だと、グラボの上かPCの底に落ちても再びホコリを取り除きやすいので。

大きいホコリがあればピンセットで取り除いてから、エアダスターを使いましょう。今回は大きいホコリが無かったので、ピンセットは使いませんでした。また、CPUファンや排気ファンなど、プロペラ部分があまり汚れていなかったので、エアダスターの掃除のみにしました。プロペラにホコリがもっとこびりついていたら、ピンセットで大きいホコリを取り除いてから、除電ブラシでホコリを落として、ウェットクリーニングティッシュで拭いてからエアダスターを吹くと良いでしょう。

ここから、エアダスターを吹きまくります。万が一、エアダスターの風でファンが回りすぎて壊れないように、手か割りばしなどでファンを抑えとくと安全です。まぁエアダスターの力ではファンは壊れないと思うので、筆者は気にせず普通に吹きまくりました。

エアーダスターで掃除 (2)
エアーダスターで掃除 (3)

めちゃくちゃホコリが舞い上がりましたw2本の缶を使って、プシュプシュ吹きまくって掃除しました。
因みに、エアダスターはずっと吹き続けるのではなく、プシュプシュ断続的に吹くとパワーが落ちずにいいみたいです。

上の写真のCPUファンのフィン部分(シルバーのひだひだの所)は、隙間に合わせて念入りに吹きました。すると、詰まっていたホコリが出てきました。他にもUSB端子など、隅から隅までプシュプシュしてキレイにします。

底部やPC周りの表面上はクリーナブラシでホコリを取りました。

最終的にこんなにきれいになりました。

掃除結果 (1)
掃除結果 (2)
掃除結果 (3)
掃除結果 (4)

ほとんどエアダスターを吹いただけですが、とてもキレイになりました🌟

キレイにしてくれてありがとう。これなら僕でも出来そう!また定期的に掃除するね!

弟君

まとめ フロンティアのゲーミングPCはホコリが溜まりにくいみたい!

今回は、全然ホコリが溜まっていなかったので電源やグラボは取り外さずに掃除しました。もっと、ホコリまみれの人はグラボやCPUクーラー、フィンなど取り外して掃除した方がいいでしょう。ただ、初心者でPCパーツを上手く扱う自信がない場合は、本記事のようにエアダスターで掃除するだけでも十分でしょう。因みに、電源は分解すると保証対象外になったりするので、電源は分解しない方が無難かもしれません。

筆者は5年前ぐらいにドスパラのPCを購入しました。弟君の環境下にあれば、私のPCはもっと汚れていたでしょう。私のPCを掃除した時、電源が下に付いているので、電源のファンにホコリが積もっていました。また、風の流れ(エアフロー)的にCPUのファンにホコリが結構付いていたりしました。(今のドスパラのPCは知りません。もしかして改善されているかも?)

しかしフロンティアのPCは、前面のフィルターなどでホコリをシャットアウトしてくれているようです。内部にホコリが侵入しにくい設計になっているっぽい。筆者のPCよりも、CPUファンなどにホコリが付いていませんでした。また、電源が上についているので、全然ホコリが付いていませんでした。

この調子だと2年に1回ぐらいの掃除でも問題なさそうです(笑)

フロンティアのゲーミングPC、コスパ良くて結構おススメです!ホコリも侵入しにくいようです!(^^)!

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