春になると、色々と税金を納めないといけませんね。
少しでもお得に支払って出費を抑えたいところ…
今回は、固定資産税をお得に支払う方法について解説します。
2022年版還元率まとめ
はじめに、2022年版の還元率をまとめておきます。
方法 | 還元率 | 還元されるポイント | 備考 |
JALカード→JMB WAONカード | 1~2% (2~4%) | JALマイル | 1JALマイル=2円とすると、驚異の2~4%還元!5万円以内の支払い。 |
追記 | |||
au PAY請求書支払い | 1.5~2.5% | クレカのポイント | 手軽にできるキャッシュレス決済。Tカードプラスpremiumでチャージしてau PAYで支払えば5%還元になる可能性が高い。また、au PAYカード・au PAYゴールドカードの新規入会特典のチャージすると10%還元キャンペーンも利用できる。au PAY非対応の自治体でも、同じ還元率でnanaco/waonで支払う裏技がある。 |
PayPayに | 0.5~2% | クレカのポイント | ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザー限定。まとめて支払いでチャージする。 |
還元率2%の クレジットカード支払い | 約0.4-1.2% | クレカのポイント | Visa Line Payカードは2%還元(2022年4月30日まで) |
LINE PAY請求書支払い | 0.5% | Lineポイント | チャージ&ペイに登録できるカードが必要 |
FamiPay請求書支払い | 0.5% | Tポイント | 実質、ファミマTカード(クレジット)が必要。ファミマTカード(クレジットカード)の新規入会特典を利用できるなら3%の還元率に!(25万円まで) |
セブンカード・プラスで nanacoチャージ | 0.5% | nanacoポイント | 5万円以上の支払いに関してはnanacoの裏技を使う。 |
イオンカードセレクトで waonにオートチャージ | 0.5% | waonポイント | 5万円以内の支払い。 |
還元率1%の クレジットカード払い | 約-0.6~0.2% | クレカのポイント | 還元額より手数料の方が高くなる可能性あり。 |
筆者なりに、おすすめの支払方法は
- とにかく楽に納税したい方
- 自分が所持している(au PAYへチャージしても還元される)クレジットカードでチャージし、au PAY請求書支払いで支払う。
- 自治体がau PAYに対応していないなら、au PAY残高→au PAYプリペイドカード→Apple Payのnanaco/waonで支払う
- 航空機をよく利用していて、JALマイルを貯めている方。1枚当たりの納付書が5万円以内に収まり、ミニストップで支払える方。
- JALカードからJMB WAONカードにチャージして、JMB WAONで支払う。
- 「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入し、「お客様わくわくデー」の日に支払う。
- エポスゴールドカードを持っている方
- エポスゴールドカードからMIXI Mにチャージし、MIXI MからApple Payのnanaco/waonにチャージし、nanaco/waonで支払う。
- 選べるポイントアップでMIXI Mを選択する。年間で100万円利用する。
- とにかく還元率を高くしたい方。新しくカードを発行してもいい方。
- キャンペーンページからTカードプラスpremiumを発行するか、au PAYカードかau PAYゴールドカードを発行して、新規入会特典の恩恵を受けながらau PAYにチャージする。その後、au PAY請求書支払いで支払う。
- ファミマTカード(クレジットカード)を発行し、新規入会特典を受けながら、FamiPay請求書支払いで支払う。
固定資産税を支払うときの注意点
固定資産税の支払いは、1年を4回に分けて、期ごとに納付期限が設けられています。
一括払いか年4回の分割払いか選択できます。ただし、一括払いにしても、納税額が割り引かれるなど特典はありません。納付期限内に納税しないと延滞金などのペナルティが課されます。支払方法によっては、税金を支払える上限額が設定されているものもあります。分割払いを用いて枠内に収め、上手にポイント還元されるように工夫しましょう。
クレジットカードによっては、税金支払いだと還元率が通常よりも低くなったり、ポイントが還元される納税限度額が定められているものがあります。利用するクレジットカードが納税に対してもポイントが還元されるのか確認しておきましょう。また、クレジットカード自身のご利用可能枠を超えることがないかあらかじめ確認しておきましょう。超えそうであれば、利用可能枠の引き上げの申請を行いましょう。(申請で一時的に利用枠を引き上げれるカードもあります)
また、キャッシュレス決済も全ての自治体で対応しているわけではありません。必ず、利用しようとしているキャッシュレス決済で支払可能なのか事前に確認しておきましょう。高額な金額をチャージした後、その方法で納税できないことが発覚したら一大事です💦あらかじめ、請求書のバーコードを読み取ってちゃんと支払えそうか確認してからチャージを行うようにしましょう!電子マネー払いについても同様です。
「Visa LINE Payクレジットカード」をお持ちの方は、2022年4月30日までは還元率が2%ですが、5月1日以降は1%になるので注意です。
固定資産税の主な支払方法について
固定資産税の主な支払方法には、以下があげられます。
- 現金
- 口座振替
- ペイジー支払い
- キャッシュレス決済
- クレジットカード払い
- 電子マネー払い
還元がある支払方法は?
ここで還元がある支払方法は、キャッシュレス決済、クレジットカード払い、電子マネー払いの3つです。
ペイジー支払いでは、抽選で現金が当たるキャンペーンなど行っていますが、100%当たる訳ではないのでこの記事では還元がない支払いとして扱います。
1つ1つ解説します。
キャッシュレス決済
キャッシュレス決済でも、還元がないものもあります。
以下の支払方法では、ポイント還元があります。
還元があるもの
- au PAY ←一番おすすめ!
- PayPay ※条件あり
- LINE Pay
- FamiPay
- モバイルレジ
以下の支払方法では、ポイント還元がありません。
還元がないもの
- d払い
- PayB ※1
- J-Coin Pay ※2
※1 ペイジー支払いと同様、抽選でキャッシュバックキャンペーンを行っていますが、100%当たるとは限らないため、今回は対象外とします。
※2 いつもキャンペーンを行っているとは限らないため、今回は対象外とします。
基本的に、キャッシュレス決済で税金を支払えるのは、納付書1枚あたりの合計額が30万円までのものです。
また還元を受けるには特定の条件を満たさなければなりません。
今回は、ポイント還元がある5つのキャッシュレス決済方法について解説します。
au PAY 請求書支払い

au PAY 請求書支払いについては、こちらで説明されています。
還元を受けるには、以下の条件が必要です。
条件
- au PAY残高に、ポイント還元があるクレジットカードか、auかんたん決済でチャージする
- au PAY残高で支払う
au PAY 請求書支払いでは、請求書のバーコードを読み取って、au PAY残高で支払います。支払い分に対して0.5%のPontaポイントが還元されます。
さらに、au PAY残高にクレジットカードでチャージすることによって、チャージ分に対してもポイントが付与されます。
チャージと支払いのポイントの二重取りで、クレジットカードの還元率 + 0.5%の還元を受けることができます。1%のカードでも1.5%も還元があるのはすごい高還元率ですね!
ただ、au PAYへのチャージに関して、ポイント付与対象外のクレジットカードもあります。ご利用予定のクレジットカードが、au PAY残高チャージに対してもポイント付与対象なのか事前に確認しておきましょう。
楽天カードが2022年7月1日(金)からau PAYへのチャージがポイント付与の対象外となると発表しています。クレジットカードによって、今後、au PAY残高にチャージしてもポイントが付与されないものも出てくるかもしれません。チャージに対してもポイント還元があるカードなのか、事前に確認しておきましょう。
クレジットカードでチャージ
チャージに対応しているクレジットカードは以下の通りです。

MasterCardとアメックスカードに関しては、全てのクレジットカードで対応しています。
チャージ金額は3,000円~100,000円/回です。クレジットカードでのチャージは月に25万円までしかできませんので、注意しましょう。
驚異の4.5%!高還元率カード

Tカードプラスpremiumが、新規入会特典に4.5%のTポイントが還元されるキャンペーンを発表しました。なんとポイント還元に上限はなし!期間は、入会月を含む4ヶ月間です。
以下のリンクから、入会した方が対象となります。
https://www.aplus.co.jp/creditcard/use/t-premium_1/
ポイントの注意事項に
【ポイントについてのご注意】
※カードキャッシング・特定のお取引についてはポイント加算の対象外となります。
〈特定のお取引〉Tマネーチャージ、楽天Edyチャージ、nanacoチャージ、BANKITチャージ【スペシャル特典についてのご注意】
【ポイントについてのご注意】
※カードキャッシング・特定のお取引*に加え、以下お取引はポイント加算の対象外となります。
〈対象外のお取引〉Kyash・Suica・PASMOへのクレジットカード入金(チャージ)
とあり、au PAYチャージに関しては対象外の項目に含まれていません。よって、Tカードプラスpremiumではau PAYチャージに関しても4.5%のTポイントが還元されるものと思われます。
チャージ利用に登録できたクレジットカードが、チャージに対してポイント還元対象なのか確認しましょう。なお、以下のクレジットカードはポイントが付与されることが確認されています。
- au PAY ゴールドカード 2%のPontaポイント還元
- au PAYカード 1%のPontaポイント還元
- 楽天カード 1%の楽天ポイント還元(※2022年6月まで。それ以降は対象外)

ただ、au PAYゴールドカード特典の+1%還元分は、月間最大1,000Pontaポイントと決まっています。

すなわち、au PAYゴールドカードで10万円以上チャージすると、その月はゴールドカード特典の+1%分の還元はなくなるということです。ゴールドカードだから、いくらチャージしても2%還元があると勘違いしないように注意しましょう。
au PAYカード新規入会キャンペーン
dカードでも還元されるのか、オペレーターに問い合わせましたが
恐らく、進呈対象外の項目に記載されていないものは、ポイントが進呈される可能性が高いということになります。
と回答を得たので、現時点ではau PAYへのチャージでもdポイントは付与されそうです。明確な回答はできないみたいでした。
VISAとJCBブランドに関しては、一部のカードにしか対応していないようです。しかし、表にないクレジットカードでもチャージできる可能性があります。ドコモ情報裏ブログ様によると、dカードGOLDのVISAブランドではチャージできたようです。また、2020年2月ではチャージ分に対してもdポイントが付与されたみたいです。
追記 現在dカードでも付与されるよう
2022年5月時点、dカードでのau PAYにチャージしてもdポイントは付与されるようです。
他にも、以下のカードは100万円以上の利用で1万ポイントが還元されるので、実質1.5%還元まで上げられます。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- エポスゴールドカード
これらのカードも、現時点ではau PAYにチャージしてもポイントは付与されるみたいです。しかし、エポスゴールドカードに関しては後記の裏技を使った方がポイント還元率を上げれます。
auかんたん決済でチャージ
au、UQモバイルユーザーは、auかんたん決済でチャージすることもできます。
しかし、auかんたん決済には利用上限額があります。
年齢 | ご利用上限額 |
---|---|
~12歳 | 最大 1,500円 |
13~17歳 | 最大 10,000円 |
18~19歳 | 最大 20,000円 |
20歳以上 | 最大 100,000円 |
最大10万円/月まで引き上げられます。
auかんたん決済を使ったauまたはUQモバイルの支払いにクレジットカードを指定しておけば、auPAYの0.5%とクレジットカードのポイントの二重取りが可能です。
ただ、auかんたん決済でポイントが付かないカードもあるので注意しましょう。
もし、ご自身の自治体でau PAYが利用できなくても、au PAY残高→au PAYプリペイドカード→Apple Payのnanaco/waonで支払うという裏技を使うことができます。裏技を使うことで、au PAYと同じ還元率で支払うことができます。
PayPay

「PayPay」では、2022年3月までは請求書支払いに対しても0.5%の還元があったのですが、2022年4月1日から対象外になりました。ただ、PayPayステップの達成条件(決済回数・決済金額)はカウントされます。
「PayPay請求書払い」のPayPayステップ特典変更について
しかし、以下の裏技を使えばPayPayでも還元を受けられます。
条件
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザーで、PayPay残高に「まとめて支払い」でチャージする
この方法で、チャージに対してはクレジットカードの還元率に応じた還元を受けることができます。ただし、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザー限定です。それ以外の方は、PayPayでは還元を受けることができません。因みに、「PayPayカード」はPayPay残高に直接チャージできるクレジットカードですが、チャージしてもポイント付与はありません。
PayPay残高に「まとめて支払い」でチャージすることによって、クレジットカードの還元を受けることができます。「まとめて支払い」は、PayPay残高へのチャージ金額を月々のスマホの利用料金とまとめて支払いできる方法です。詳しくは、こちらをご覧ください。
ただし、「まとめて支払い」でも還元があるクレジットカードで支払う必要があります。クレジットカードによっては、キャリア決済はポイント付与の対象外のカードもあるので注意が必要です。
クレジットカードの対象外一覧に「キャリア決済」が含まれていても還元されることがあるようです。結局、クレジットカード会社に行く伝票に「ソフトバンクまとめて支払い」という名目ではなく「PayPayチャージ」として上がればいいんですね。まず少額でポイントが付与されるか試してみて、付与されることが確認出来てから大きい額のチャージをすることをおすすめします!
ただ、「まとめて支払い」の利用可能額には上限額が設定されています。
年齢 | 利用可能額 |
~12歳 | 最大2,000円/月 |
13~19歳 | 最大20,000円/月 |
20歳以上 | 最大100,000円/月 |
10万円を超える請求書は分割払いにするか、チャージを複数の月に分けることができますね。ただ、au PAYでは支払いに対しても還元があるので、個人的にはau PAYの方がおすすめです。
ペイペイジャンボが行われていれば、請求書払いに対しても、抽選で還元される可能性があります。
過去の「ペイペイジャンボ」では、請求書払いに対しても抽選が行われたことがあります。
2021年に行われたペイペイジャンボでは、請求書支払いが対象のものもあった。
2022年に開催されたペイペイジャンボは、5月時点では、請求書払いはペイペイジャンボの対象外でした。今後のペイペイジャンボで請求書払いが対象になるか分かりませんが、一応記しておきます。100%当たるとは限りませんが、当たったら高還元率になる可能性があります(1等なら100%)。
LINE Pay 請求書支払い

こちらから、LINE Payで支払い可能な公共料金一覧が確認できます。
LINE Payの公式ブログに、請求書支払いの「チャージ&ペイ」について説明されています。
還元を受けるには、以下の条件が必要です。
条件
「チャージ&ペイ」が利用できること
LINE Payの残高で支払うと、ポイント還元はないので注意しましょう。還元を受けるには「チャージ&ペイ」で支払う必要があります。
「チャージ&ペイ」で支払うなら、一律0.5%のLINEポイント・Vポイントが還元されます。さらに、請求書支払い機能で「チャージ&ペイ」を選び支払いした場合、ポイント還元上限はありません。
「チャージ&ペイ」に登録できるクレジットカードは
- Visa LINE Payクレジットカード (LINEポイント還元)
- 三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカード (Vポイント還元)
のみです。すなわち、このどちらか2種類のカードを持っていないといけません。
「Visa LINE Payクレジットカード」は、2022年4月30日まで2%還元の高還元率のクレジットカードです。年会費は、初年度無料です。またそれ以降も、年に1回でも利用があると年会費が無料になるおすすめのクレジットカードです。「チャージ&ペイ」で支払うときは、クレジットカードの還元率は関係なく、一律0.5%の還元になります
残念ながら、2022年5月1日以降「Visa LINE Payクレジットカード」の還元率が1%に戻ることが発表されました。

FamiPay 請求書支払い

FamiPay請求書支払いでは、FamiPay残高にチャージする分に、クレジットカードのポイントが還元されます。
支払いに対して10円相当が貰える時がありますが、もらえない請求書もあります。少額なので今回は無視します。
なお、還元を受けるための条件は以下の通りです。
条件
ポイント還元があるクレジットカードでFamiPay残高にチャージして支払う
FamiPayにチャージできるクレジットカードは以下のものです。
- ファミマTカード(クレジットカード)
- JCBブランドのカード
ファミマTカード(クレジットカード)は還元率0.5%のクレジットカードです。年会費は無料です。こちらで説明されているように、FamiPay残高チャージに関しても0.5%のTポイント還元があります。
新規入会特典でお得に!

ファミマTカード(クレジットカード)の新規入会特典では、カード発行日から5か月後の末日までの期間、還元率が3%アップします。上限7,500ポイントなので、25万円までが3%還元の対象です。

税金を支払うためにファミペイにチャージするときも3%還元になるのか?という点ですが、ねこの毛様によると
ちなみに、私のようなファミマTカードをファミペイへチャージするのに利用した場合、キャンペーンのポイント還元(+3%分)になるのか?ということに関して、サポートデスクへ問い合わせてみました。
すると、ファミマTカードからファミペイへのチャージについては通常ポイント(0.5%)の還元は対象外ですが、新規入会キャンペーンの特典1である+3%ポイントアップの対象にはなるそうです。
ファミペイへのチャージはキャンペーンの対象か?
とのことです。
新規入会特典ではファミマTカードからファミペイにチャージするだけでも3%還元されます。新規入会特典を使うと還元率3%で税金を支払えることになるので、まだ発行したことがない方はファミマTカード(クレジットカード)もおすすめです(≧▽≦)
ファミマTカード(クレジットカード)は初期設定の支払方法がリボ払いになっています。気づかずに利用し続けると高い金利を取られる可能性があります。新規発行後、リボ払いから全額支払いに変更しましょう。
1日当たり10万円までしかチャージできませんが、1ヶ月あたり100万円までチャージ可能です。もし、納税する額が10万円を超えていても、チャージする日付を分ければ、10万円以上FamiPay残高にチャージできます。

JCBブランドのカードからも、チャージすることができます。ただ、JCBオリジナルのカードなど、ファミペイチャージはポイント付与の対象外と明記されているものもあります。また、上の表のように、1ヶ月あたり2万円しかチャージすることができません。もし還元対象の1%のJCBカードでチャージしたとしても、2万円を超える分に関しては、ファミマTカード(クレジットカード)でチャージする必要があります。そのような方法をとると還元率は少し上がりますが、そこまで恩恵を感じません。FamiPayで支払うときは、ファミマTカード(クレジットカード)でチャージする方が手っ取り早いと思います。

チャージするなら、毎月10日、25日の「ファミペイチャージの日」にするようにしましょう。1度に3,000円以上のFamiPayチャージで対象者全員にファミペイの無料引換クーポンが貰えます。おまけが貰えるのは嬉しいですね(≧▽≦)今の所エントリーは不要ですが、今後エントリーが必要になるかもしれないとのことですので注意してください。
モバイルレジ
モバイルレジで、クレジットカードによる支払いが可能です。ただし、クレジットカードにより支払いが可能な自治体に限ります。
還元を受けるにはクレジットカードで支払う必要があります。

クレジットカードでの支払いには決済手数料が発生します。恐らく、次に紹介するクレジットカード払いと同じ手数料になると思います。
よって、モバイルレジで支払っても、クレジットカード払いで支払っても同じ還元率になると思われます。
一応モバイルレジは、キャッシュレス決済という括りですが、実質クレジットカード払いと同じという事ですね!
クレジットカード払い
クレジットカード払いに対応している自治体であれば、オンライン上でクレジットカード決済が行えます。自治体によって、クレジットカード納付専用ページを用意している所や、「Yahoo!公金支払い」から支払うところもあります。
2022年4月から「Yahoo!公金支払い」で税金が支払えなくなりました。現在、水道料金しか支払えなくなりました。
クレジットカード払いでは、自治体によって決められた決済手数料が発生します。クレジットカード支払いによるポイント還元から手数料を差し引いてお得かどうか判断しなければなりません。
例えば、東京都の決済手数料は以下の通りです。
税額 | 決済手数料 |
---|---|
1円~10,000円 | 73円(消費税込80円) |
10,001円~20,000円 | 146円(消費税込160円) |
20,001円~30,000円 | 219円(消費税込240円) |
30,001円~40,000円 | 292円(消費税込321円) |
40,001円~50,000円 | 365円(消費税込401円) |
※以降、税額が10,000円増えるごとに決済手数料73円(消費税別)が加算されます。 |
納税する額によって、最終的な還元率が変わってきます。今回は最低の還元率と、最高の還元率の2パターンをシミュレーションしました。クレジットカード支払いの時は、大体この間の還元率になるとお考え下さい。
例えば、上の表の最低額の支払いだと、最低還元率になります。逆に表の最高額の支払いだと、最高還元率になります。
納税額と、1%と2%の還元率のクレジットカードの還元額から決済手数料を引いた額を利益額としました。
東京都の場合の、最低還元率は以下の通りです。納税額と利益額から還元率を出してみました。
税額 | 決済 手数料 | クレジットカード | |||
1%の還元率 | 2%の還元率 | ||||
利益額 | 最終還元率 | 利益額 | 最終還元率 | ||
1円 | 80円 | -80円 | -8000% | -80円 | -8000% |
10,001円 | 160円 | -60円 | -0.6% | 40円 | 0.4% |
20,001円 | 240円 | -40円 | -0.2% | 160円 | 0.8% |
30,001円 | 321円 | -21円 | -0.07% | 279円 | 0.93% |
40,001円 | 401円 | -1円 | 0% | 399円 | 1% |
50,001円 | 481円 | 19円 | 0.04% | ||
90,001円 | 803円 | 97円 | 0.11% | ||
140,001円 | 1,204円 | 196円 | 0.14% | ||
190,001円 | 1,606円 | 294円 | 0.15% |
手数料が痛いですね…還元率1%のカードの場合、5万円以上の支払いでようやくプラスになります。還元率2%のカードであればプラスになることが分かります。1円の納税の場合は無視してください。実質、1円の納税なんかないですからねw
また、最高還元率は次のようになります。
税額 | 決済 手数料 | クレジットカード | |||
1%の還元率 | 2%の還元率 | ||||
利益額 | 最終還元率 | 利益額 | 最終還元率 | ||
1万円 | 80円 | 20円 | 0.2% | 120円 | 1.2% |
2万円 | 160円 | 40円 | 0.2% | 240円 | 1.2% |
3万円 | 240円 | 60円 | 0.2% | 360円 | 1.2% |
4万円 | 321円 | 79円 | 0.198% | 479円 | 1.198% |
5万円 | 401円 | 99円 | 0.198% | 599円 | 1.198% |
6万円 | 481円 | 119円 | 0.198% | ||
10万円 | 803円 | 197円 | 0.197% | ||
15万円 | 1,204円 | 296円 | 0.197% | ||
20万円 | 1,606円 | 394円 | 0.197% |
最高還元率の場合は、大体クレジットカードの還元率から0.8%を引いた値が最終的な還元率になることが分かります。
以上、まとめると
還元率が1%のカードだと、手数料を引くと大体、-0.6%~0.2%ぐらいの還元率になります。
還元率が2%のカードだと、手数料を引くと大体、0.4~1.2%ぐらいの還元率になることが分かります。
この表から
- 還元率が1%以下のクレジットカードだと赤字になる可能性がある
- 還元率が2%以上のクレジットカードだと0.5%還元の他の支払方法よりは還元率が高くなる可能性が高い
という事が分かります。
還元率が0.5%のカードで支払うと、高確率で還元額より手数料の方が高くなり赤字になっちゃいますね(^▽^;)
au PAYの方が還元率が高いですが、「Visa LINE Payクレジットカード」などの高還元率カード(2022年4月30日まで2%還元)を持っていて、au PAYで支払うのがめんどくさい人はクレジットカード払いでもありと言えるでしょう。
因みに上の表の2%還元カードの5万円以上の所は黒く塗りつぶしてあります。理由は、「Visa LINE Payクレジットカード」は5万円を超える税金の支払いに対してはポイントが還元されないからです(LINE PAYの「チャージ&ペイ」での支払いでは上限なし)。もし、クレジットカード払いされる予定の方は、税金支払いに対してポイント還元に上限金額が設定されていないか注意しましょう。
電子マネー払い
電子マネー払いでは、キャッシュレス決済と同じで、手数料がかかりません。
基本的に税金の支払いに対してはポイント還元はありませんが、チャージに対してポイント還元があります。
nanaco
nanacoで税金を支払う方法は、どこに住んでいてもセブンイレブンなら使える方法です。
nanacoにチャージする方法は3通りあります。
nanacoアプリからクレジットカードでチャージする

nanacoアプリに登録できるクレジットカードは、本人認証サービスに登録済みの以下のカードになります。
- セブンカード・プラス
- セブンカード・プラス(ゴールド)
Apple Payのnanacoにセブンカード・プラスでチャージすると、チャージ分に対して0.5%のnanacoポイントが還元されます。
セブンカードも登録はできるのですが、チャージに関してポイント付与対象外となっています。
nanacoクレジットチャージを利用すると、クレジットカードのポイントはたまりますか?
ただ、nanacoにチャージできる上限額が5万円までとなっています。1回につき3万円までしかチャージできません。同じnanacoには1日1回までしかチャージできないので、3万円超のお金をチャージする場合は2日以上に分けないといけません。
しかし、nanacoで5万円以上の税金を支払う裏技があるみたいです。実質、1枚のnanacoでは10万円まで、複数枚のnanacoを使うと支払い上限額は25万円まで引き上げれるようです。もし、25万円を超える税金を支払うのであれば、分割払いで1枚の請求書を25万円以下にして支払う必要があります。
上限の5万円までチャージするには、複数日に渡ってチャージしないといけないのがデメリットですね。基本的に、1枚のnanacoカードに対して1枚のクレジットカードしか紐づけることができません。裏技を使えば、1つのクレジットカードで複数のnanacoカードにチャージできるみたいなので、興味のある方はnanacoで5万円以上の税金を支払う裏技をチェックしてください。
nanacoアプリからApple Payのクレジットカードでnanacoにチャージする

Apple Payに登録しているクレジットカードからApple Payのnanacoにチャージできます。ただ、VISAカードは対象外です。
残念ながら、Apple Payからnanacoにクレジットチャージしてポイント還元されるカードはほとんどないでしょう。各クレジットカードのポイント付与対象外の欄にnanacoチャージが含まれているカードがほとんどです。
※後記しますが、Apple Payのau PAYプリペイドカードからnanacoにチャージすると還元があった模様
Apple Payに登録したセブンカード・プラスからは0.5%還元されるようです。
「①nanacoアプリからクレジットカードでチャージする方法」と同じで、nanacoにチャージしてポイント還元を受けるには、セブンカード・プラスからチャージするしかなさそうです。
オートチャージを設定する
オートチャージし還元があるクレジットカードは①と同じ、セブンカード・プラスのみです。
オートチャージの設定をする必要があります。詳しくこちらをご覧ください。
au PAY残高→au PAYプリペイドカード→nanacoという裏技があります。au PAYは対応していないが、近くにセブンイレブンがある!という方にとってはこの裏技はおすすめです!詳細は後記します。
waon
nanacoで税金を支払う方法は、どこに住んでいてもミニストップなら使える方法です。
waonとJMB WAONの2種類あります。それぞれポイントの貯め方に違いがあります。
waonはオートチャージでポイントが貯まる

waonへのチャージで、ポイント還元があるクレジットカードは以下の通りです。
- イオンカードセレクト 0.5%の電子マネーwaonポイント
- イオン銀行キャッシュ+デビット 0.5%の電子マネーwaonポイント
waonではオートチャージするときにポイントが貯まります。手動でチャージしてもポイントは付与されません。
イオンカードセレクトとイオン銀行キャッシュ+デビットカードでは、オートチャージ設定をしなければポイントは付与されません。あくまで、オートチャージ分に対して0.5%還元があります。オートチャージが利用できるカードを使用しましょう。
JMB WAONはJALカードからチャージ+支払いに対してもポイントが貯まる

JMB WAONのクレジットチャージでJALマイルが付与されるのは、以下の対象カードのみとなっています。
- JALカード(JCB/VISA/Mastercard)+ JMB WAONカード 1~2%のJALマイル
- JALカード TOKYU POINT ClubQ + JMB WAONカード 1~2%のJALマイル
JMB WONではオートチャージでなくても、通常のチャージでマイルを貯められるという利点があります。JALカードからJMB WAONにクレジットチャージでマイルが貯まるというキャンペーンはとりあえず2023年3月31日までのキャンペーンみたいです。去年は2022年3月31日に終わるとされていましたが、再び1年延長されました。
JALカードと、JMB WAONカードを別途紐づける手続きが必要です。
JMB WAONカードは例外で、JALカードからJMB WAONカードへチャージし支払うと、チャージ分の0.5%だけでなく、支払い分にも0.5%還元され、1%のマイルの還元があります。また、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入っていて、「お客様わくわくデー」の日に支払うと還元率は2%に上がります。
「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会していると、チャージ分が0.5%上がり、チャージ分1%のマイルが還元されます!このマイル2重取りは、2023年3月31日までのキャンペーンのようです。年会費3,300円(税込)はかかりますが、よく飛行機を利用されたり、沢山JALカードを使われる方にとっては入っておきたいサービスです。1マイルの価値は高いので、年会費の元は取れるでしょう。
※CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ、JAL CLUB EST会員の方は、特典で年会費が無料になるようです。これらのカード自体に年会費が設定されているので、特典を豪華にしているのかもしれませんね。
ミニストップでは5の付く日に「お客様わくわくデー」というキャンペーンを行っています。5日・15日・25日にJMB WAONで支払うと還元率が0.5%上がります。JMB WAONで支払うなら、5の付く日に支払いをしましょう。
JALカード + JMB WAONの還元について、詳しくは最強クレジットカードガイド様のサイトをご覧ください。
JALマイルの価値について
1ポイント=1円のポイントが多い中、JALマイルは1マイル当たりの価値が高いです。1マイル2円以上の価値があると言われています。例えば、JAL国内線における1マイルの価値は「約3.5~6円」あります。
JALマイルから他のポイントに交換するときは、JALマイルの価値は0.5円から1.25円になります。
また、他のポイントから50~70%のJALマイルに交換できます。すなわち、JALマイルの価値が1.3円~2円になります。
1JALマイル辺り1円以上の価値があるので、JALマイルをためている方は、JALカード + JMB WAONカードでの支払いがとてもお得です!もし、1JALマイル辺り2円の価値があるとしたら、他のポイントと還元率(1ポイント1円)を合わせると、還元率は2倍になるので、2~4%の還元率になると言えます。
waonで税金を支払うときの注意点
しかし、注意点もあります。
支払いは5万円まで
waonで支払える税金の上限は5万円までです。
1枚のwaonカードにチャージできる金額の上限は5万円で、かつ1度に複数のwaonカードは使うことができません(WAONとJMB WAONを併用しての支払いも不可)。ですから、5万円以上の税金を支払うときは、5万円を超えた不足分を現金で支払う必要があります。不足分をチャージするなど、抜け道は無いようですので気をつけましょう。
折角waonで払うのであれば、分割払いにして5万円で収まる納付書で支払いましょう。
waonのチャージ限度額が最初は2万円になっているものもあります。waonで税金を払うのであれば、上限額を最大の5万円に引き上げましょう。
オートチャージの回数には上限がある
waonには、オートチャージ回数の上限があります。
- イオンカードセレクト 1日1回まで
- JMB WAON 1日5回まで
オートチャージの金額設定などを行い、しっかりMAXの5万円まで支払えるように準備しておきましょう。
【裏技】au PAY残高→au PAYプリペイドカード→Apple Payのnanaco/waonで支払う

地域によっては、支払いにau PAYが対応していない所もあります。しかし、セブンイレブンかミニストップが近くにあるなら、裏技を使うことによってnanaco/waonでau PAYと同じ還元率で支払うことができます!
残念ながらAndroidユーザーは、Apple Payを利用できないためこの方法は使えません。扱いませんが、Androidユーザーでも、ちょコムショップやJ'sコンシェルを使ってお得にnanacoを手に入れる方法があります。興味がある方は調べてください。
普通にnanacoにチャージするだけでは、0.5%の還元でしたが、この方法を用いることによって、もっと還元率をあげ、au PAYと同じ還元率にすることができます!
方法は、以下の通りです。
- クレジットカードでau PAY残高にチャージする(クレジットカード分のポイント還元)
- Apple Payに登録したau PAYプリペイドカードからApple Payのnanaco/waonにチャージする(※0.5%のpontaポイント還元)
- 税金をApple Payのnanaco/waonで支払う(還元なし)
※今の所、②のau PAYプリペイドカードからApple Payのnanaco/waonにチャージする段階でも0.5%の還元があるみたいです。今後、この②の0.5%の還元に関しては、還元対象外になる可能性もありますね。
この裏技を使うことによって、au PAYが対応していない地域においても、au PAYと同じ還元率で税金を支払えます!
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
nanacoかwaonどちらで支払うかは重要ではありません。いずれにせよ支払いに対してはポイントがつかないので(-_-;)ミニストップが近くならwaon、セブンイレブンが近くならnanacoでいいのではないでしょうか。ただ、waonは5万円までしかチャージできないので、裏技を使って5万円以上の支払いができるnanacoで支払う方がおススメです。
【追記】現在使用不可【裏技】エポスゴールドカード→MIXI M→Apple Payのnanaco/waonで支払う
追記
2022年6月9日にMIXI M → nanaco/waonが封鎖された。現在この方法は使用できない。

nanaco/waonでは税金が支払えますが、Apple Pay経由でチャージするときに、プリペイドカードを挟むことで高還元率でチャージする裏技があります。
残念ながらAndroidユーザーは、Apple Payを利用できないためこの方法は使えません。
エポスゴールドカードというクレジットカードは基本還元率が0.5%ですが、最大2.8%まで還元率を上げることができます。
- 100万円利用 +1.0%
- 選べるポイントアップでMIXI Mを選択 +1.0%
- 家族カード登録 +0.1%
- 丸井株主優待 +0.2%
100万円利用すると1万ポイント還元されます(1%)。さらに、選べるポイントアップでMIXI Mを選択して、MIX Mにチャージすると1%あがります。これだけでも還元率2.5%の高還元率のクレジットカードになります。エポスゴールドカードを利用するなら、必ずこの2つの条件はクリアして還元率を2.5%以上にしておきましょう。
貯まるエポスポイントは、他のポイントやAmazonギフトに100%で交換できたりして、とても使い勝手の良いポイントです。
MIX M→Apple Payのnanaco/waonへチャージや、nanaco/waonで支払ってもポイントは貯まりませんが、エポスゴールドカードからMIX Mにチャージするときにポイントが還元されます。
折角エポスゴールドカードを使用するなら、年間利用額が100万円を超えるようにしたいですね。ただし、100万円以上利用しても、還元されるポイントは1万ポイントだけなので、エポスゴールドカードの年間利用額は100万円を少しこえたぐらいで抑えておいた方がよいと思います。(因みに年間50万以上100万円未満であれば、2,500ポイント還元されます。)
エポスゴールドカードからau PAYにチャージする場合はどうなるでしょうか?実は、「選べるポイントアップ」が使えない為、還元率は-1%になります。なので、au PAYにチャージするときの最大還元率は1.8%となります。しかし、au PAYでは支払うときに0.5%の還元があるので実質-0.5%となります。よって、最終的に2.3%の還元率になります。MIX Mにチャージするときより還元率は低くなりますね。エポスゴールドカードをご利用の場合は、MIX Mを用いた支払方法の方が還元率が高いでしょう。
直接エポスゴールドカードを発行すると、必ず初年度は年会費5,000円かかってしまうようです。これでは、節税どころか損してしまいますね💦エポスゴールドカードを欲しい方は、初めにノーマルのエポスカードを作って、ゴールドのインビテーション(招待)を待つのが良さそうです。年間50万円以上利用すればインビテーションが届くことが多いようです。(私の知り合いは、エポスカードからau PAYに20万ぐらいチャージしただけで来たみたい)
まとめ
いかがだったでしょうか?かなり苦労して調べたので、とても長くなりました💦
色々、固定資産税を支払う方法はありますが、結局ご自分が管理できる支払方法をチョイスするといいでしょう。折角、ポイントを貰えたとしても管理できなければ意味がないですから(^▽^;)
筆者は去年の4月、3%還元のLINE Pay請求書支払いで税金を支払いました。今年は、0.5%還元に下がったのでどうしようかと考えています。恐らく、高還元率のTカードプラスpremium・au PAYカード・au PAYゴールドカード・エポスカードのいずれかを発行して支払うことになると思います。
PayPayは、多くの人が利用していますが、今年から請求書支払いで還元がなくなったのは痛いですね。その代わり、au PAYも出てきたので、手軽にキャッシュレス決済するならau PAYでの支払いもおすすめです。
固定資産税は何十万円と高額になります。支払いが10万円だった場合、還元率が1%の支払い方法で払うだけで1,000円還元されます。これはバカになりませんね。できるだけ、賢く支払って節税しましょう!